こんにちは、としこです。
モノが多ければ多いほど「いつか使うかも」という壁に多く当たります。
この壁自体は高くないのですが、妙に悩ましく捨て活の足を地味に引っ張ります。
たいして使っていない、あるいはずっと使わず存在を忘れているモノを見て、頭の中では「いつかは来ない」とわかっているのになぜか日和ってしまうのです。
これまでたいして使っていないのに不思議なものですね。
わたしもそうですが、モノが多い人は「いつか使うかも」と取っているものがたくさんあるのではないでしょうか。
よくよく考えたら、いつかも今も変わりません。
であれば、今使えばいいのです!
「いつか使うかも」を「今使おう」に変えて現在の評価をつけることで、執着を減らしていきましょう!
いつか使うかもの罠と、今使うメリットについて、書いていきますね。
「持っててよかった」の確率は低い
いつか使うかもと思っていて、本当に使うことは滅多にありません。
わたしも経験がありますが、たまに「持っててよかった!」との瞬間が訪れます。
ただ、その「持っててよかった」の確率はさほど高くはないですよね。
それだけのために、ずっと使わないモノを持ち続けるのは建設的ではありません。
たいていのものは忘れ去られていて、必要なときにタイムリーに思い出すことはまれです。
実際のわたしの体験を書いていきましょう。
一時期カード類にハマり、意味もなく買っていた時期があります。
「いつか使うかもしれないし」「カードなら出番は絶対ある」と、自分に言い訳をして買っていたのです。
そして使わずに大切にしまい込み、いつしかその存在をすっかり忘れてしまいます。
月日が経ち、実際その機会が訪れました。職場でお世話になった方が辞めることになったのです。
プレゼントを買う係の方が「かわいいカードがなかったんですが」と、自宅にあったものを持ってきてくれました。
わたしたちは「問題ないよ、準備ありがとう!」とそのカードにメッセージを書きました。
本当は、わたしがかわいいカードを持っていたのに、その存在を思い出すことはありませんでした。
そして、捨て活をしていて箱の中からカードを複数発見。
保存状態は悪くなく、まだ使えそう。
ただのカードであれば、プチプレゼントを渡すときに忍ばせる・・・という方法が取れたかもしれません。
ですが、買っていたものはHAPPY BIRTHDAY!やThank you、Merry Christmas!といった文字が派手に書かれており、用途が限られるものばかり。衝動買いだからこその計画性のなさです。
見つけたはいいけどいつ使うんだろう、その機会は過ぎてしまったし(次に辞めるのはわたしかもしれないし)と逡巡し、結局すべてゴミ箱行きとなりました。
たまたまそのカードの保存状態は悪くなかったですが、ずっとしまい込んで忘れ去られているものは、だいたいが保存状態がよくありません。使う機会が出たとしても、結構劣化してしまっていることも多いのではないでしょうか。
タイムリーに思い出しても、保存状態が芳しくなく、結局使えなかった・・という可能性のほうが高いと言えます。
「いつか使う」と「備える」は別物
「いつか使う」と似たものに「備える」があります。
これは「いつか使う」とは全く別物と考えています。
「いつか使う」がただモノをやみくもの置いておくことだとすれば、「備える」は存在を覚えており、時に見直して入れ替えをすることも含まれていると思います。
備えたいと思うのであれば、いつか使うと思って取ってあるものの存在を認識し、これからも使えるものか、どの場面で使うのかを整理していく必要があります。この段階で結構捨てることになるはずです。
いつか使うモノは「何に使うんだっけ?」と思うモノが多い
実際捨て活をしていて思うのが「いつか使う」と取っておいたものの大半が、
- 何に使うのかわからない
- いつ買ったのかわからない
- なぜ取ってあるのかわからない
というわからない尽くしであることが多いです。
そしてこれらの「わからない」が、捨てていいのか悪いのかの判断をしずらくし、捨てるストレスと迷いを強くしていきます。
「もしかしたら〇〇に使うのかもしれない」と考え、「少しくらいならとっておいた方ががいいかも」などと考えてしまう・・・。そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。
捨て活を始めた当初「いつか使うだろう」と溜めに溜めたケーブル類の処分に取り掛かりました。
その際、まさに「何に使うんだろう?」「これ変わった形だけど捨てたらまずいかな」「1本くらい持ってた方がいいかな」と、おおいに迷いました。
結局、変わった形状のものとHDMIケーブル1本だけ残して処分しました。
この残した2本は、期限を設けることにして「半年以内に使わなければ処分」としました。
目に見えるところに置いて、ふせんを貼っているので、忘れることはないはずです。
確実に、この2本は処分すると思います。
なぜなら、これまで数年間、1回も使っていないから。
もちろん「いつか使うかも」はいまだに来ていません。
期限を決めて取っておくのも一つの手ですが、忘れてしまう可能性があります。
それを防ぐのに有効な手が、「今使う」という方法です!
今使うことで「今の評価」をつける
「いつか使うかも」が来ないのであれば、今使うことが何故有効なのか。それは、「今の評価」をつけることで、たくさんのことが明らかになるからです。
たとえば、
- 思ってたのと違う、使い勝手が悪い
- 似合わない、サイズや色が合わない
- 形が古い、よく見たら色褪せてた
- 思ったほど便利じゃない
- どう考えても今後は使わない
- 結構便利、もっと早く使えばよかった
- まだまだ現役で使える
- これはまだ持っておいた方がよい
などなど。
プラスの評価であれば、よく使うものや備えておくものに格上げして、モノの存在を認めて大切に使えっていけば良いでしょう。
そうでもないものは、使わなかったことで与えられていた過大評価がなくなったため、捨てるのか寄付するのかどうするのかを冷静に決めていけば良いのです。
せっかく買ったモノなのに、たいして使うこともせず捨ててしまうのは罪悪感があります。
ですが、結局使わなかったということは、自分にとって不要なモノだったとも言えるはず。
手放ししたあとは、これからは必要なものを吟味して買うことや、いまあるものでなんとかできないかを買う前に考えるよう、モノに対する考え方を変えていきましょう!
自分の考え方を変えて、生活スタイルを変えるいい機会になるはずですよ。
一度使うと冷静になれる
ずっと使っていなかったからこそ、罪悪感も相まって、そのモノに対してただしい評価ができなくなるのだと思います。
だからこそ、まずは一度使ってみる。
そうすることで「なんでこんなに大切にとっておいたんだろう?」と冷静になれます。
実際に使ってみて、洋服や靴に対して冷静な評価を下せると思いました。
服や靴の場合は、それらを身に着けてまる1日過ごしてみることをおすすめします!
洋服は季節があるので、シーズンが来たら忘れずに着るようにしてくださいね。
まとめ
捨て活をすると「いつか使うかも」と思って取っておいたものを多数発掘します。
年数がたてばたつほど古くなり、しまい込まれたまま役割をひっそりと終えてしまったものもあるでしょう。
モノは使ってナンボです。
過去、買ったときの評価ではなく今の適切な評価をつけてあげることで、迷いがなくなっていくはずです!
それではまた!