こんにちは、としこです。
よく部屋を片付けてたら運がよくなった、人生が変わった!という話を聞きます。
片付けるだけで運がよくなるなんて、ずいぶん虫のいい話だなとかつては思っていました。
でも、実際捨て活を始めて大小様々な「捨てる壁」に当たってきて思うのは、捨てることは「考えること」でもあるんだなということ。
買い物の仕方は、自分自身の価値観が現れる行為でもあります。
それらの見直しをする行為が捨て活、片付けと考えています。
この考えのもと、捨て活を始めて数か月。まだまだモノが圧倒的に多い状態ではありますが、何か目に見えた変化があったのでしょうか。
結論から言うと、考え方や行動が変わってきました。
捨て活を始めてからの、5つの変化を書いていきます。
- 「念のため取っておく」が減ってきた
- 増やすことに慎重になる
- 「安いから買う」が減ってきた
- 自分自身を大切にしたいと考えるようになった
- 先延ばし癖が少しだけ改善
それぞれ、詳しく書いていきます!
変化1:「念のために取っておく」が減ってきた
モノが増える原因のひとつが「念のため取っておこう」。
たしかに、取っておいたものが役立った経験はありました。
ただし、わたしの場合は「念のために」があまりにも多く、必要なものが埋もれている状態でもありました。
得に仕事では念のためにだらけで無駄がとても多かったのです。
- 念のためプリントしたリストを取っておこう
- 念のためファイルの内容を変更するたびにバックアップを取っておこう
- もうこのファイルは不要だけど、何があるかわからないから取っておこう
などなど。
特にファイル類はあまりにも多数残していたため、履歴を残すのは2つ前までと決め、あとは綺麗に消しました。
プリントしたものも、結局ほぼ見なかったためシュレッダーへ。
デスク周りもまあまあすっきりしましたし、必要なものを残すことで、探しやすくもなりました。
また、わたしは化粧品のパウチ(試供品)を「旅行に行くときのために」と取っておく癖がありました。
でも、パウチは劣化も速いといいます。旅行も漠然と思っているだけで、具体的な日取りは立てていません。結果、パウチはどんどん溜まっていきました。(こういうときに限ってキャンペーンなどで受けとる機会が増える不思議)
たとえば旅行が1年後になり、劣化したパウチを持っていくより、今あるものはさっさと使ってしまった方が肌にも優しいのです。旅行のときが来たら、そのとき手元にあるパウチを持っていくか、なければドラッグストアなどで購入すればいい話。
そのことにようやく気付き、大量のパウチは一部捨てて一部は使いました。結局無駄にしてしまったと、取っておいたことを後悔しました。
心配性なタイプは多少の予備があることで安心します。
ただそれは、必要以上だと負担になるので適正量を見極める必要がありますよね。
捨て活は、こうした目を養う行為でもあるんだな、と思います。
変化2:増やすことに慎重になる
モノを減らす努力を始めると、増やすことに慎重になります。
かつてのわたしは「もらえるものは何でももらう」という思考でした。そのため「今だけ〇〇付」といった、少しお得なノベルティやそれこそパウチがついているものを積極的に購入していたのです。
結果、使うかどうかわからないものや「いつか旅行にいくときのために」と取っておくパウチが増えることに。
今は逆に、そのおまけが必要かどうかを考えるようになった上、自分なりの基準を作るようになりました。
たとえば、ポーチ系はもらわない、歯磨き粉のミニサイズならもらう、といった感じです。
この思考の変化はとても大きいですね!
変化3:「安いから買う」が減ってきた
わたしの買い物の癖に「安いから買う」があります。
服でも食品でもなんでも、安いというのは自分の基準の一つになっています。
「これを買おう」と思ってお店に入っても、ひとたび安いものが目に入ればすぐに買ってしまうのです。
これはネット通販でも同じです。
安いものは「今買わないと損をする」という気分にさせるんですよね。
食品の場合、安いからと買ってすぐに使わず、使う頃には劣化しはじめていたり、賞味期限が微妙になっていたりと、おいしい時期を完全にのがすこともしばしば。
最近は安い!と手を出す前に「今必要か」「冷蔵庫にあるか」などなど、一度考えるようになりました。
それでも余裕のないときは、何も考えずに安いものをカゴに入れています。
これからは、考えて買い物をする癖をつけていこうと考えています!
変化4:自分自身を大切にしたいと考えるようになった
そんなの当たり前と思うかもしれません。
捨て活をはじめて気付いたのは、自分を大切にしていそうで、実は大切にしていないということでした。
なぜかというと、安いという理由であまり気に入っていないモノを着たり、劣化した化粧品を使ってみたり、賞味期限が微妙なものを食べてみたり・・。
これら、自分を大切にしている行動ではないですよね。
自分を大切にする意識があれば、身に着けるものや口に入れるものにもう少し気を付けるはず。
高いものである必要はなく、自分が心地よいものや気に入ったもの、新鮮なうちに食べた方がいいはずなのです。
もちろん、安くても気に入ったものであれば問題はありません。
捨て活を通して、自分自身の気持ちを無視したところに価値観を置いてることに気付けたのは、よかったと思いました。
変化5:先延ばし癖が少しだけ改善
わたし自身、先延ばし癖があることを自覚しています。
モノが溜まっていくのも「次の不燃ごみで捨てよう」「今度片付ければいいか」と、年単位で片付けを先延ばしした結果とも言えます。
50代になり、ゆっくりペースではあるものの捨て活を進めるにつれ、「あとにしよう」と思ったときに「どうせあとやるなら今やってしまおう」「あとになればなるほどおっくうになる」と考えられるようになってきました。
とはいえ、まだまだ圧倒的に先延ばしをすることの方が多いです。
日常の些細なことから、割と大きなものまで、伸ばしていることをリストにしたらそれなりの長さになるでしょう。
家のモノが減るにつれ、あとでやろう→今やろうが増えていくといいなあと思います。
まとめ
家のモノを捨てたら運命が変わった!というのは、おそらく捨てることで自分自身の「これから」や「いま」に目を向けて、これまでの思考の癖を矯正していった結果なのでは、と思っています。
考え方が変わると、これからの生き方への姿勢に変化が出るのは当然のこと。
そして、使いきれずモノが溢れる生活から、管理できるレベルのモノで生活するのとでは、生活の質も相当変わってくるはずです。
日々の質が上がると、自然と周りにも影響が出てくるのだろうなと考えます。
良いスパイラルが起きて、望んだ方向にどんどん変わっていくのでしょうね。
それを考えると、ほんっとにまだまだうんざりするレベルでモノが多いと感じます。
捨て活を通して、これからの生活の質を上げていきたいですね。
それではまた!